MESSAGEご挨拶

写真: 長野大学学長 小林 淳一

DX(デジタル・トランスフォーメーション)人材とは、現場に近いところから新たなテクノロジーを使うことによって既存の産業や社会システムに変革を起こしたり、新しいシステムを構築する人材だと考えています。そこには文系も理系もありませんが、産業や社会システムのどこにどんな大きな問題があるのかを発見していくことが重要です。その上で、専門性を身に着けながら、ある領域を束ねられる人材が社会や地域から求められているのではないかと考えています。

大学には、地域のみなさまから多種多様なリクエストをいただきます。依頼する側と引き受ける側という小さな枠組みの場合もありますが、地域の問題は複雑に入り組んでいることから、大学独自で地域の将来を考え、大学全体で取り組む姿勢が問われていると考えます。地域活性化人材育成事業~SPARC~は立地も領域も異なる3大学が参画しています。地域が求める人材育成と、難しくとも長野県全体の大きな問題に取り組み、技術開発と社会実装を目指す新たな大学連携モデルが構築されることを心から期待しています。

長野大学学長 小林 淳一

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